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タバコ自販機の役割は終焉を迎えたはずだが……

JUGEMテーマ:喫煙について

タスポの目的は「未成年には買わせない」こと──。

裏返して言えば、今まで未成年者にタバコを販売することによって利益を得ていたことを自白したようなもの。

「未成年者の喫煙防止の取り 組みは、社会全体の要望であることはもちろん、たばこ業界としても最重要課題として位置づけております」(taspo公式サイト)──。

もし本気でそう考えているのなら──もう何度もこのブログで訴えていることだが──、するべきことはたった2つ。いや、3つだけ。

  1. タバコ自販機の完全撤廃と、対面販売時の年齢確認の義務化
  2. タバコ販売価格を1箱千円とする
  3. タバコパッケージの商品名以外の部分(全表面積の90%)に、喫煙による病変のカラー写真印刷の義務付け

これだけで、未成年者だけではなく成人の喫煙率も激減し、それでも税収はアップ、医療費は減少するという“一石三鳥”が狙える。


私はtaspo(タスポ)でたばこを止めました
〜全国一斉導入を機に自販機の24時間販売を再開するという愚

(松尾 信之=ジャーナリスト)

 「私はこれでタバコをやめました! タ〜ス〜ポ!」――。こんなパロディCMに出演してみたい気分だ。

 「タバコ自販機用成人識別」カード「taspo(タスポ)」が7月1日から全国47都道府県・42万台すべてに自販機で稼動した。タスポを持たな い者は、誰が見ても成人と分かる人も、姿かたちが識別できない自販機は絶対に売ってくれない。まるでジョージ・オーウェルの名作『1984年』の「ビッ グ・ブラザー(偉大な兄弟)があなたを見守っている」というイヤなフレーズが街角に実現したようなものだ。まったく不愉快な世の中になったものだ。


普及率は約25パーセントに過ぎないタスポ


 当然、タスポについては喫煙者からの評判は悪い。タスポ運営主体のニュースリリースをもとにした新聞報道によると、6月24日時点でのタスポの発 行枚数は641万枚。これは全国の成人喫煙人口2600万人(推定値)の24.6パーセントにしか過ぎない。たった4分の1だ。


「成人識別カード」を発行してもらうためには顔写真を用意し、運転免許証など身分・年齢を証明する書類のコピーを送ることが必要である。たかがタバ コ1箱を買うのに、どうしてこんな「成人証明鑑札」が必要なのか。「面倒くせえ」と喫煙者から嫌われるのは当たり前のことだろう。


 タスポは、(社)日本たばこ協会(TIOJ)、全国たばこ販売協同組合連合会(全協)、日本自動販売機工業会(JVMA)の3団体が主体で行なっている。


 とりあえず成人識別ICカード「taspo(タスポ)」公式サイトと いう、日本専売公社の古くさい香りが残るサイトを見てみよう。いわく、タスポの目的は「未成年には買わせない」ことだそうだ。「未成年者の喫煙防止の取り 組みは、社会全体の要望であることはもちろん、たばこ業界としても最重要課題として位置づけております」と、えらく意気込んでいるのである。


多くのコンビニでたばこを売っている現在、自販機の24時間稼働には何の意味もない


 そして7月1日、めでたく(?)全国の自販機すべてがタスポ対応になり、旧型の自販機が撤去された。すると今度は、「8月から自販機は夜も休みま せん」と自販機の「深夜・早朝・年中・無休営業」を打ち出した。してみるとタスポの目的は「24時間・1年中買わせる」ことではないのか。新聞は「12年 ぶりの解禁は、カード取得のわずらわしさから進む客の自販機離れを食い止める狙いもある」と解説する。


 たばこの自販機が午後11時になると使用禁止となったのは1996年4月のことだった。翌朝5時までの販売自粛。当時はニコチン依存症だった私 は、当初ものすごい不便とストレスを感じた。そこで深夜販売を自粛していない自販機マップを作り、カートンで買い置きをして「深夜のタバコ切れ対策」をし たものだ。


 そのうち、タバコを扱う深夜営業のコンビニエンス・ストアが増え、タバコは「いつでも」「どこでも」「欲しいときが買えるとき」になっていた。いまさら自販機が終日営業したからどうのこうの、という問題ではないのではないか。


 となると、勘ぐりたくなるのが「タスポ導入の真の狙いは何か」ということだ。


 たとえばこんなことが考えられる。自販機の新調を強いて、自販機製造業界に「タスポ特需」を生み出し、ついでに採算性の悪い販売業者を切り捨て、 固定費削減・不要リース契約の見直しをする。その一方、24時間営業で業務効率化・リストラクションを図る。さらに、タスポによる喫煙者情報管理と電子マ ネー機能を使った売り上げの先取り……。そのうち、成人式には献血とタスポ即日交付サービスが定番になるのではないだろうか。


タスポ導入が私の「禁煙」の背中を押した


 私が40年以上習慣としていた喫煙行為をやめたのは、昨年10月のことだった。若いころに7年間ほど禁煙をしたことがあるが(当時はハイライトを1日5箱も吸っていた)、再び紫煙の誘惑に負けた結構重度のニコチン依存症だった。


 最初の禁煙は通販で買った禁煙飴3缶で実行したが、「口寂しさ」の反動で間食を多くするようになり(これは一度でも禁煙をした人なら誰しも経験のあることだろう)、肥満という副作用が出た。


 そこで今回は、禁煙外来で「経皮吸収ニコチン製剤 ニコチネル」を処方してもらう「禁煙治療」を選んだ。治療は8週間、費用は健康保険適用で約1 万2000円だった。禁煙・卒煙の動機は、(1)タバコが自由に気持ちよく吸える場所がなくなったこと、(2)外出中の喫煙場所探しのストレスが爆発、 (3)来るべき「タスポ」導入への無言の抵抗、の3点だった。


 だいたい、蕎麦屋やファミリーレストランまで、毎度「おたばこはお吸いになられますか?」と聞かれるのは実に不愉快である。「スイマセン、吸いま す」とおやじギャグを言っても、今どきのウエイトレスは笑ってもくれないのはなおさら不愉快だ。以前はJRのホームの前後に1カ所ずつあった「喫煙コー ナー」もひとつになったか、あるいは全廃である。


 公共施設では駐車場でも吸えないし、道路で吸えば罰金を取られる。1箱180円(60パーセント)の税金を納めて国庫・地方財政に貢献しているの に、この仕打ちは何だ、と私は不愉快だった。そこに「これでもか!」と輪を掛けたのがタスポだった。つまり、最終的に「タスポ」が禁煙の背中を押し、禁煙 外来の扉を開けてくれたのである。


 どうして自販機でタバコを買うために個人情報満載の識別カードを作らなければならないのか。まるで、「お上」が鑑札を与えるようなやり方に心底腹 が立つ。未成年者には買わせないため? 冗談じゃない。タスポなんてなくてもいくらでもたばこは買える。成人識別破りの技だって開発するかもしれない。 「未成年には買わせない」なんてお題目はハナから何の意味もない。


我々はたばこに関する議論をし尽くしたのか?


 本稿を執筆するにあたり、ある大学の女子学生が知人・友人・バイト先の社会人など30人に「タスポ・アンケート」をしてくれた。30人中喫煙者は 10人だが、タスポを持っていた人は1人もいない。その理由は、「面倒くさいから」が6人、「コンビニがあるから不要」が2人、「申し込んだがまだできて こない」が2人という結果だった。


 タスポを持っていなくても自販機の深夜営業には9人が賛成。理由は「コンビニに入るのが面倒」だからだが、反対は非喫煙者を含め30人中10人。 反対の理由は「未成年が買えてしまうから」(28歳男性・板前)だ。かなり常識的な回答結果と言えるだろう。「私たちの最大の関心事は次世代の喫煙防止」 と胸を張る「たばこ問題情報センター」は常に「日本のタバコは際立って安い」から「子供の小遣いで容易に買える」。だから未成年者喫煙が解決しない、と主 張している。


 産経新聞の「談話室―10代の声」に、16歳の高校生が「タスポよりも自販機の撤去」を主張する投書をしていた。日本財団の笹川陽平理事長が主張した「1000円たばこ」も含めて、たばこに関しては真面目に検討する課題が山ほどある。


松尾信之(まつお・のぶゆき)

nikkei BP net 第106回(2008年8月07日)

at 15:46, もーちゃん, 恐怖の有害物質=タバコ

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元祖ブログ検索ニュースBLOG, 2008/08/18 6:53 PM

 自立人(フリーター)協会は「若者の“たばこ増税”と“喫煙”に関する意識」についての調査を行い、主に20代を中心とした若者(男性57.1%、女性42.9%)から212件のサンプルを得た(うち学生41.5%、正社員23.1%、アルバイト10.4%、無職9.9%ほか)。調査は下北沢