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『君が代』強制下の苦悩

JUGEMテーマ:反戦

日本人というのは、目に見えない精神的・文化的側面に対しては非常に鈍感なようである。

敗戦によってアメリカから民主主義がもたらされたとは言え、所詮それは“付け焼刃”。

表面的には民主主義だが決して根付いてはおらず、いまだに日本は“神の国”、つまり精神的には神道的思考が深くはびこっているのである。

キリスト者教員

“君が代”強制下の

苦悩を共有


 首都圏のキリスト者の教員や保護者が8月23日、神奈川県川崎市の教会で集会を開き、都教育委員会の進める“君が代”強制に対し、心の葛藤や苦悩を語り、祈り合った。


 卒業式等の“君が代”強制を強化する都教委の10・23通達(03年)に従う義務はなく、不起立等への“処分”は違憲・違法と、約400人の教 員が訴えている予防訴訟。この集会は、東京地裁段階での証人尋問(04年5月)で都立学校のキリスト者教員が証言したのを機に、教派の枠を越えた教員たち が苦悩する思いを共有しようと、04年から毎夏、開いている。


 まず、複数回の不起立で10・23通達により減給処分になっている都立学校教員が、「『天皇を賛える歌という歴史を持ち、それを拒否して殉教した 人もいる歌には、信仰上、起立・斉唱できない』『処分が重なることで、授業ができなくなり、主(神)から導かれた仕事を果たせない』という、2つの信仰上 の葛藤で、起立せざるをえなかったことがある。今後、どう対応していくか、祈りながら選択していきたい」と、胸の内を語った。


 別の都立学校の教員は、「いわゆる困難校とされる都立高校や都立特別支援学校は、一対一で生徒に向き合うことが多く、『“君が代”時、生徒を一律 に起立させる校長の職務命令』に従う教育は無理がある、と痛感する。今、信仰を手放したら教師をやっていられない」と、思いを訴えた。


 この後、複数の都立学校教員が、「最近は職員室でも、通達は『しようがない。従うのが当たり前』という意識に変化してしまっているのではないか」 「時間休をとり、“君が代”の後から式に参列することで、思想・良心や信教の自由をかろうじて保っている」などと現状報告した。


 この他、新学習指導要領の実施が迫る中、小学生の保護者が“君が代”や“国を愛する態度”の強制への懸念を述べ、建設業の安全担当責任者だった元 保護者は、着工時の安全祈願の神道儀礼の拒否を唱え続け、不参加が認められるようになった」と、信教の自由の旗幟を鮮明にしたことがプラスになった体験 を語った。


(永野厚男・教育ライター)


at 11:18, もーちゃん, 日の丸・君が代問題

comments(3), trackbacks(0)

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comment
shenggang_qibing, 2008/09/07 10:18 PM

キリシタンが弾圧されたのは、キリスト教のこういった排他的な性格があるからですよね。

このように国神を否定させ、外国からの侵略を受け入れさせる端緒のひとつでしょう。
歴史的にみて、まず宣教師を送り込み、次に軍隊を送り込み侵略をしていった諸外国の姿を見て脅威を感じてキリシタンを禁止したのですね。
私も幼少のころはキリシタン弾圧はひどいと思ってましたけれど、このような背景があると知ってからは日本の独立を守り植民地化から国を守るための必要な措置と考えを変えました。

こういうキリシタンが主導権をとると、既存の土着宗教を魔女とか異端とかいって虐殺していくのも歴史の事実。

イギリスじゃ女王を讃える歌が国歌ですけれど、英国国教会のキリスト教だから問題ないのでしょうか?
天皇を讃えるのを拒否するとは、一神教の排他性がよく出ていますね。

もーちゃん, 2008/09/13 4:53 PM

shenggang_qibingさん、毎度です。
レスが遅くなってゴメンナサイ。

前にもこの話題について議論した記憶がありますが、「まず宣教師を送り込み、次に軍隊を送り込み侵略をしていった」のは、当時の布教者たちが為政者とグルになっていたのか、あるいは利用されていただけなのか、確かめる術は私にはありませんが、少なくともマトモなキリスト者がする行為ではないことは間違いありません。

> 天皇を讃えるのを拒否するとは、一神教の排他性がよく出ていますね。

天皇という神道の長を他宗教の信者(あるいは無宗教者)が讃える必要があるのでしょうか。

天皇の名の下に多くの戦死者を出した先の戦争に対する反省を基に、特に日本は政教分離を厳格に適用すべきだと、私は考えています。

イギリス女王を讃えるというイギリス国歌については、彼女は宗教の長ではない(はず?)ので、政教分離の問題にはならないのではないでしょうか。

shenggang_qibing, 2008/09/15 4:27 PM

英国の国王や女王は英国国教会のトップではありませんでしたか?

タイでは国王は仏教の守護者としても尊敬されております。

しかし、たとえばイスラム教諸国の外交官が、異教の宗教指導者だからといって日本やイギリスやタイの国家元首に対して失礼な態度をとるんでしょうか?

世俗での"head of state"としての存在であると共に神聖なる存在であることはよくあることです。今般の場合は神道の総本家としての色彩よりもhead of stateを讃える君が代と考えるのが自然でしょう。

戦争で戦死者がというのなら、十字軍の落とし前はどうなるんでしょうかね?依然と欧米諸国ではクリスマスが祝日になってますが、これこそ政教分離すべきでは?(日本もお盆はあっても祝祭日ではないですね)公職への就任に聖書に手を当てて聖職者立会いでの宣誓も問題でしょうに。










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