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日本語“2大聖書”、2016年改訂版発行へ

JUGEMテーマ:聖書

『クリスチャン新聞』3月14日号および4月25日号によると、財団法人日本聖書協会(JBS)は2016年6月の出版に向け、新たな聖書の翻訳作業に着手する。

現在、JBS発行による聖書として『口語訳聖書』(1955年)、そしてカトリックとプロテスタント両派による『新共同訳聖書』(1987年)が広く用いられているが、過去30年おきに改訂や新訳が行われており、『新共同訳』から20年以上が経っていることから、新たな時代へ向けた
新翻訳聖書の必要性を感じ、今回の作業着手となった。
新しい聖書の名称は『標準訳聖書』(仮称)。新旧両派による翻訳となる。

第4回諮問会議(2009年10月)で決議された「翻訳方針前文」は以下の通り。

【翻訳方針 前文】

 近代日本における福音宣教の開始後、聖書はいち早く日本語に訳された。それは教会の正典として用いられただけでなく、言語、文学、思想など、日本文化全体の発展にも貢献した。過去の聖書協会による邦訳聖書刊行だけを見ても、『明治元訳』(一八八七年)の後、『大正改訳』(一九一七年)、『口語訳』(一九五五年)、『新共同訳』(一九八七年)と、およそ三〇年おきに改訂あるいは新訳がなされている。翻訳作業に一〇年かかるとすれば、『新共同訳』が刊行されて二〇年が過ぎた現在、聖書の新しい訳が検討されるべき時期が来ていると言えよう。実際、過去数十年間に生じた聖書学、翻訳学などの進展、底本の改訂、日本語や日本社会の変化、また『新共同訳』見直しへの要請が、新しい翻訳を求めている。
 新しい聖書翻訳は、
 (1)共同訳事業の延長とし、日本の教会の標準訳聖書となること、また、すべてのキリスト教会での使用を目指す。
 (2)礼拝で用いることを主要な目的とする。そのため、礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語訳を目指す。
 (3)義務教育を終了した日本語能力を持つ人を対象とする。
 (4)言語と文化の変化に対応し、将来にわたって日本語、日本文化の形成に貢献できることを目指す。
 (5)この数十年における聖書学、翻訳学などの成果に基づき、原典に忠実な翻訳を目指す。底本として、旧約 (BHQ)・新約(UBS第5版)・旧約続編(ゲッティンゲン版)など、最新の校訂本をできる限り使用する。
 (6)文学類型の違いを訳出して原典の持つ力強さを伝達する努力はするが、聖書が神の言葉であることをわきまえ、統一性を保つ視点を失わないこととする。固有名詞や重要な神学用語については『新共同訳』のみならず、過去の諸翻訳も参考にして、最も適切な訳語を得るようにつとめる。
 (7)その出版に際して、異読、ならびに地理や文化背景などを説明する注、引照聖句、重要語句を解説する巻末解説、小見出し、章節、地図や年表、などの本文以外の部分は、できる限りさまざまな組み合わせを考え、読者のニーズに応える努力をする。

一方、
同紙4月25日号によると、一般社団法人新日本聖書刊行会『新改訳聖書』も、2016年の全面改訂版発行に向けて作業が進められる。

現在『新改訳聖書』は第3版が発行されているが、今回は従来の部分改訂ではなく全面改訂となる。

「翻訳理念」は次の通り。

【翻訳理念】

(1)聖書を誤りなき神のことばと告白する、聖書信仰の立場に立つ。
(2)特定の神学 的立場を反映する訳出を避け、言語的な妥当性を尊重する委員会訳とする。
(3)ヘブル語及びギリシャ語本文への安易な修正を避け、原典に忠実な翻訳をする。
(4)行き過ぎた意訳や敷衍訳ではなく、それぞれの文学類型(歴史、法律、預言、詩歌、ことわざ、書簡等)に相応しいものとする。
(5)その時代の日本語に相応しい訳出を目指す。
(6)聖書研究の進展や日本語の変化に伴う必要な改訂を行う

at 15:41, もーちゃん, 希望の光

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