もーちゃんの部屋

日本のアブナイ政治屋たちによる右傾化を憂える記事が多いけれど、本当はキリスト教信仰やBCL、昔習っていた電子オルガンにまつわる話などを書きたいと思っています。

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「戦争はもう絶対にしたくないという日本人の感情と、理想主義に燃えたGHQの若いアメリカ人との奇跡の合作だった」──『憲法九条を世界遺産に』(集英社新書)
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    宗教団体に信教の自由?!
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      JUGEMテーマ:政治思想

      靖国合祀の取り消し認めず 那覇地裁が遺族の訴え退ける


       沖縄戦などで死亡した肉親が無断で靖国神社に合祀(ごうし)されたとして、沖縄県内の遺族が神社と国に合祀取りやめと慰謝料を求めた訴訟で、那覇地裁は26日、遺族の請求を退ける判決を言い渡した。平田直人裁判長は「遺族の信教の自由を妨害する具体的な行為があったとは認められない」とした。遺族は控訴する方針。


       これまでに軍人・軍属の合祀について争う訴訟はあった。今回は民間人を含めて遺族が望まない合祀が妥当かどうかを問う初の訴訟だったが、同種訴訟と同じく合祀を容認する判断となった。


       原告は70代の男性5人で、肉親計10人の合祀について提訴した。沖縄戦でひめゆり学徒隊に動員された17歳の女子生徒や、国に「戦闘参加者」とみなされた2歳の幼児を含む一般住民6人が含まれる。原告は、軍国主義の象徴だった靖国神社に肉親が無断で合祀され「追悼の自由を侵された」と主張。神社が管理する「祭神簿(さいじんぼ)」などから肉親の氏名を消すよう求めた。


       国は多くの一般住民が戦闘に巻き込まれた沖縄戦の経緯をふまえ、「戦闘参加者」とみなした一般住民の遺族に給付金などを払っている。原告は、「戦闘参加者」の情報を国が神社に伝えて合祀に協力したと主張し、国も訴えた。


       判決では、山口県護国神社への合祀をめぐり遺族が敗訴した1988年の自衛官合祀拒否訴訟の最高裁判決をふまえ、「他者の宗教的行為に不快な感情を持つとしても、法的救済を求めることができるとすれば相手の信教の自由を妨げる」と指摘。靖国神社の「信教の自由」に基づく合祀を尊重する立場を示した。


       国の関与については「国の情報提供は合祀に一定の役割を果たした」と認めつつ、「戦没者についての照会への回答は時代の要請に応じた行為で、宗教的な色彩はない」と判断。「国が合祀を推進したとは言えない」とした。


      asahi.com 2010年10月26日21時10分

      「他者の宗教的行為に不快な感情を持つとしても、法的救済を求めることができるとすれば相手の信教の自由を妨げる」と言うが、個人個人の関係では確かにそうかもしれないが、ここでは靖国神社という宗教団体個人の話である。

      その宗教団体に「信教の自由」があるとは初耳である。

      日本国憲法第20条を見てみると──、

      第20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
      2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
      3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

      とあるように、「信教の自由」は“何人”、即ち国民に対して保証されているものであり、“宗教団体に対して保証されているものではなく、むしろ“宗教団体”は“個人”に対して宗教上の行為などを強制してはならないと読むのが自然ではないか。

      今回の裁判では、靖国神社が国民──それがたとい故人であっても──に対して行った「宗教上の行為」、つまり合祀の強制を取りやめるよう訴えたものではないのか。

      それを、「靖国神社の信教の自由」を盾に「個人の信教の自由」を圧殺するとは、もう怒りやあきれを通り越して笑ってしまった。

      いやいや、遺族にとっては笑い事では済まされぬこと。

      望みは薄いが──この国の思想・宗教観はちょっと特殊というか、異常だから──
      徹底的に戦って、訴えを全面的に認められるよう頑張ってもらいたい。
      | もーちゃん | 靖国問題 | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
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