とある講師から、自身が主宰する親睦団体へのお誘いが。
夏期休暇中の3週間、Illinois 州 Rockford と Missouri 州 Kansas City でホームステイをしながら、各地でコーラスなどをお披露目するというもの。
プログラム名はそれぞれ、?Friendship Association of Rockford?(FAR)と?New Experience And Relationship of Kansas City?(KC NEAR)。
普段はまとめて?FAR(ファー)?と呼んでいた。
メンバーは、女子約20名と男子約10名の、計30人ほど。
大半はコーラス未経験者。
放課後に一つの教室に集まって、わいわいがやがやと練習の日々。
新しい曲を追加したいけれど楽譜が見つからないものを、私がコーラスアレンジを買って出た。
(電子オルガン以外の編曲の経験はなかったけれど、他にやってくれそうな人がいなさそうだったので😅)
これも勉強のためと、JEUGIA で『総合音楽講座』シリーズから「ソルフェージュと聴音」「楽典」「和声法とその応用」「コード進行法」の4冊を購入。
(「ソルフェージュと聴音」はこの件では関係ないのだが、ついでに……。)
結局は、ほとんど読むことはなかったけど😅
強いて役に立ったかなと思うのは、「鍵盤和声では運指を優先するが、合唱ではパートごとの音の連なりを重視する」みたいなことが書かれていた点。
落ち着いて考えたら、至極当然のことではあるけれど。
いま改めて譜面を見ても、「我ながら素人にもかかわらず、よくやった✨」
そんなこんなで、譜面を書いて、コーラス指導をし、気づけば、マトモに弾いたことがないピアノの伴奏まで担当することになっていた。
初の海外旅行が、このアメリカ中部。
しかも、片道14時間(くらいだったかな❓)の長距離飛行。
出発の時が近づくにつれて、ワクワクよりも不安の方がはるかに大きくなっていった。
それでも、行ってしまえば何とかなるもので。
ホストファミリーにも恵まれた。
特に Rockford の年配夫婦の二人には、大変気に入ってもらえた。
1️⃣クリスチャンであること2️⃣ピアノを弾けること3️⃣タバコを吸わないこと……の3点が特によかったらしい。
(以前来ていた男の子は、部屋にこもってタバコばっかり吸っててかなわなかったよ……と、お父さんがグチってた😅)
日曜日には Episcopal Church へ。
礼拝後には司祭さんと少しばかりお話もした。
(不思議なもので、この時の礼拝や司祭さんとの会話は理解できていた。とっくの昔に内容はすっかり忘れてしまったけれど😅)
Zhonghua という中国人青年とも時折一緒に過ごした。
(彼は養子だったのかな❓ 突っ込んだことはあえて訊かなかったけれど。経営学の勉強をしていると言っていた彼は後に、米中を股にかける自動車関連の貿易会社を立ち上げた😲)
彼と二人で英語で話していると、お父さんが「見るからにアジア人の二人が英語で会話しているのが、何だか不思議な感じがする」と言っていたが、まあ、確かに、そう😆
2週間後のお別れの時、私は悲しくて、みっともないくらい泣きじゃくっていた。
Kansas City のファミリーは、若夫婦と小学生の兄弟二人。
お兄ちゃんの方だったかな、部屋でタランチュラ(❗)を飼っていた😰
(あっ、もちろん、プラケースの中で。)
人が死ぬような毒は持っていないんだよと教えてくれた。
で、1週間、私はその部屋をあてがわれていた😅
近くの池(❓)で釣りや水上スキーにチャレンジしてみたり、Kansas City Royals の本拠地で野球観戦したり、アクロバティックなレーシングカーのショーを観に行って、帰る頃にはみんな顔がススだらけになっていたり。
お別れの前夜、弟くんが自分の部屋で声をあげて泣いているのが聞こえてきたので、ちらりと様子を見てみると、机に向って何かをしている様子。
翌朝彼が、この1週間の思い出を描いた絵を、私にプレゼントしてくれた。
そこまで慕ってくれたのが、とてもうれしかった。
翌1987年(4回生時)も参加することを早々に決め、新しいメンバーたちと(私と同じく2年連続の参加者も数人いたが)、やはり楽しくコーラスの練習をし、現地でももちろん有意義な日々を過ごすことができた。
自分一人では絶対に経験できなかった、たくさんの?初めて?を、この3回生と4回生のホームステイで経験させてもらった。
私の人生で一番幸せで充実していた頃。
]]>とりあえず、テンプレートとブログ紹介文、プロフィールを変更した。
今後こちらを復活させるかどうかは検討中……ということで😅
JUGEMテーマ:聖書
『聖書 新改訳2017』ハバクク書2章16節
「お前も飲んで、陽の皮を見せよ。」
はて、?陽(の皮)?とは?
国語辞典に当たれど見つからず、ググってもヒットせず。
英訳聖書に探すと、
?You also—drink! And be exposed as uncircumcised!?(NKJV)
とある。
(「酔って、無割礼であることをさらせ」という意味。)
他の和訳聖書を調べてみると、
「酔え、お前も隠し所を見られる。」(新共同訳)
となっている。
婉曲的に表現したいのは理解できるが、?陽の皮?ではさっぱり分からない。
(ちなみに、『新改訳第三版』も同様に訳出。)
✳️口語訳とNIV、NLTの別訳では「よろめけ」となっている。
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【✝️聖書通読📖】
出エジプト記 第14章──紅海を渡る
映画『十戒』の中の名シーンのひとつ。
モーセが神の言葉通りに、杖を海の上に伸ばすと海が二つに分かれ、「イスラエルの子らは、海の真ん中の乾いた地面を進んで行った。」(22節)
これが紅海のどの場所なのかは、はっきりとは分かっていない。
学者の中には、彼らが渡ったのは紅海の本体部分ではなく、浅い湖のような所、あるいは浅瀬を渡って行ったのではないかと考える人もいる。
しかし、「水は元に戻り、後を追って海に入ったファラオの全軍勢の戦車と騎兵をおおった。残った者は一人もいなかった」(28節)との記述からも、それは否定されよう。
やはり、実際に紅海の只中を「主は一晩中、強い東風で海を押し戻し、海を乾いた地とされた」(21節)と見るしかない。
(参考:NLT Life Application Study Bible)
シロッコと呼ばれる、サハラ砂漠から地中海沿岸に吹く強い熱風で起きた奇跡かもしれない。
だが、イスラエル人たちがその強風の中を進み行けるよう、海の水が左右両側の壁のようになったのも、神の関与があってのこと。
(参考:NIV Quest Study Bible)
天も地も創造された神にとっては、たった一晩の間、海を分けることなど朝飯前なのだ。
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神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。
──テモテへの手紙第二 1:7(新改訳2017)
私の好きな聖句の一つなのだが、英訳聖書を見てみると、少し印象が違う。
🔵For the Spirit God gave us does not make us timid, but gives us power, love and self-discipline.
(NIV)
🔵For God has not given us a spirit of fear and timidity, but of power, love, and self-discipline.
(NLT)
「……ではなく、力と愛と“self-discipline”の霊を与えてくださった」
とある。
“self-discipline”は一般的には“自制”と訳されているが、LDOCEにその意味を求めてみると、
☑️【self-discipline】
the ability to make yourself do the things you know you ought to do, without someone making you do them
「自分がしなければいけないと分かっていることを、他者に強いられることなく行う能力」
とある。
NIVおよびNLTからは、積極的に福音宣教に励むようにと語っていると捉えることができる一方、新改訳からはむしろ、「余計な(あるいは出しゃばった)真似をせずに行動を慎む」というニュアンスに、私は感じる。
他の和訳聖書ではどうか。
🔵「力と愛と慎みとの霊」(口語訳)
🔵「力と愛と思慮分別の霊」(新共同訳)
口語訳は新改訳と同じだが、新共同訳からはやはり「分別をわきまえて慎重に行動する」という印象がついてくる。
念のために、他の英訳聖書を見てみる。
🔵For God has not given us a spirit of fear, but of power and of love and of a sound mind.
(NKJV)
「……健全な知性ある霊を与えてくださった」と訳されている。
☑️【sound】physically or mentally healthy(LDOCE)
☑️【mind】your thoughts or your ability to think, feel, and imagine things(LDOCE)
NIVやNLTとは異なる訳になっているが、少なくとも“慎む”というニュアンスは感じられない。
さらに、逐語訳を採用する翻訳では、
🔵for God gave us a spirit not of fear but of power and love and self-control.(ESV)
☑️【self-control】the ability to behave calmly and sensibly even when you feel very excited, angry etc(LDOCE)
“self-control”は、新改訳・口語訳の“慎み”に近い。
🔵For God has not given us a spirit of timidity, but of power and love and discipline (or sound judgment).
(NASB)
☑️【discipline】the ability to control your own behavior, so that you do what you are expected to do(LDOCE)
☑️【judgment】the ability to make sensible decisions about what to do and when to do it(LDOCE)
“discipline”は抑制的なニュアンスがあるが、別訳の“sound judgment(健全な判断力)”はNKJVとほぼ同義とみていいだろう。
《まとめ》
新改訳・口語訳「慎みの霊」=ESV “a spirit of. . .self-control”という訳からは、行き過ぎた行動を戒めるようにも解釈できる。
しかし、内向的で臆病者だった伝道者テモテに対するパウロの手紙の内容としては
「力と、愛と、“神から与えられた役割を立派に果たすことができるよう助けてくださる”霊を与えてくださった」
と解する方が違和感がない。
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それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。
それは、苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。
──ローマ人への手紙5:3〜4(『聖書 新改訳2017』©️新日本聖書刊行会)
『新共同訳聖書』(©️共同訳聖書実行委員会)や『口語訳聖書』(©️日本聖書協会)では、「練られた品性」が「練達」と訳されている。
【練達】熟練してじょうずなこと。(『大辞林』第四版、三省堂)
【練達】練習の結果、技術や芸事が入神の境地にまで達すること・様子。(『新明解国語辞典』第七版、三省堂)
個人的にはやはり『新改訳』がストレートに分かりやすく感じる。
「忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出す」(『口語訳』。『新共同訳』でも同様)では、わけが分からない。
英訳聖書にも当たってみよう。
Not only so, but we also glory in our sufferings, because we know that suffering produces perseverance; perseverance, character; and character, hope.
(New International Version ©Zondervan)
「練られた品性」の部分は “character” と訳されている(他の主要な訳でも同様)。
]]>【character】a combination of qualities such as courage, loyalty and honesty that are admired and regarded as valuable
(Longman Dictionary Of Contemporary English 6th edition ©Pearson Education Limited)
JUGEMテーマ:聖書
すでに
○NIV(New International Version)
○NLT(New Living Translation)
○TLB(The Living Bible)
○KJV(King James Version)
──と所有し、最近もNIVとNLT(いずれもPERSONAL SIZE、かつLARGE PRINT=12pt。付録にはDICTIONARY-CONCORDANCEとカラー地図)を安価で(‼️)入手。
(それぞれ¥3,204、¥1,060。ちなみに標準小売価格は$49.99と$44.99。)
元日からは、その2冊と『聖書 新改訳2017』で聖書通読を開始。
現在「創世記」30章まで進んでいる。
だが、ふと思った。
英訳では、Thought for Thought(意訳)とWord for Word(逐語訳)を最もバランスよく組み合わせたNIVと、Paraphraseに近いThought for ThoughtのNLT。
そして日本語ではWord for Wordの『新改訳』。
英訳も、Word for Wordのものを読んでみたい、と。
KJVもWord for Wordだが、古語で書かれている。
それに、手持ちのものはCHAIN-REFERENCEで文字が小さく、老いた眼と頭にはキビシイ😭
本当はAMP(Amplified Bible)かNASB(New American Standard Bible)が欲しかったのだが、価格が……💸
そういう訳で、NKJV(New King James Version)をポチっと……。
(正価$19.99を¥1,691で入手😁)
こうして、ひと月の間に翻訳の異なる英訳聖書を3冊も買ったのだけれど、合計額は¥5,955❗️👏
日本語の中判聖書1冊分の値段だわ😮
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JUGEMテーマ:聖書
主を求めよ、お会いできる間に。
呼び求めよ、近くにおられるうちに。
悪しき者は自分の道を、
不法者は自分のはかりごとを捨て去れ。
主に帰れ。そうすれば、主はあわれんでくださる。
私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。
──イザヤ書55:6〜7(『聖書 新改訳2017』©新日本聖書刊行会)
]]>JUGEMテーマ:聖書
たとえば、新年から一念発起して「聖書通読を始めよう」と思うとする。
旧新約聖書66巻には長短ひっくるめて1189章ある。
1日に1章ずつ読み進めると3年3か月かかる。
1年で終えようと思えば、1日に3〜4章読まなければいけない。
ふ〜〜っ……無理😥
英訳聖書には実にさまざまな種類があって、単に本文だけが収録されているものから“STUDY BIBLE”と言われる辞書のようなものまである。
私が所有している聖書の中に“QUEST STUDY BIBLE”(NIV)というのがあり、その付録の一つに“Reading Plan”を見つけた。
コース1️⃣から3️⃣まであり、
1️⃣聖書入門
2️⃣聖書各巻
3️⃣聖書全巻通読
──となっている。
1️⃣にはさらに3つのコースがあり、それぞれ14日間で読めるよう工夫されている。
?イエスの生涯と教えを2週間で
?パウロの生涯と教えを2週間で
?旧約聖書を2週間で
2️⃣では、旧新約聖書から選りすぐりの186章を6か月で、そして3️⃣は3年で全巻通読できるようになっている。
三日坊主に懲りた向きにはコース1️⃣がおススメかも。
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JUGEMテーマ:お知らせ
久しぶりにブログを触り出して、「おすすめリンク」の異常な多さにビックリ!
とりあえずリンク切れしているものを削除させていただきました。
Yahoo!ブログの閉鎖の影響が大きく、半減しました。
当方もTwitterがメインの活動となっているので、このブログの更新もかなり手を抜くことになると思いますが、気が向いた時にはちらりのぞいてみてくださいませ。
]]>JUGEMテーマ:音楽教室
(もっと知りたい)JASRAC:5
2019年12月27日16時30分 朝日新聞デジタル
音楽教室から著作権料を徴収する方針を決めた日本音楽著作権協会(JASRAC)を教室側が訴えている裁判は、東京地裁で来年2月28日に判決が出る。教室側はJASRACの方針に反発し、50万人超の反対署名も集めた。注目の判決はどうなるだろうか。
東京・新宿の「小林音楽教室」。主宰の小林洋子さんはピアノで実演しながら語った。「手の形や指の動かし方など弾き方の悪い例と良い例を見せつつ、数小節を繰り返し弾きます。この演奏に著作権料がかかるというのは納得できない」
小林さんの教室は、ヤマハなどの大手と共に訴訟の原告。JASRACに著作権料を請求する権利がないことの確認を求めている。
著作権法は公衆に直接聞かせる目的で曲を演奏する「演奏権」を作曲家らが専有することを認めている。この演奏権が音楽教室での演奏に及ぶのかが焦点だ。
教室側は、楽曲を利用しているのは演奏する生徒・講師自身で、コンサートの聴衆のような「公衆」はいないと主張。また演奏の目的も、講師は技術を伝えるため、生徒は自らの技術をチェックしてもらうためで、聴衆に感動を与えるコンサートなどの演奏と大きく異なると指摘。演奏権は教室内の演奏には及ばないと主張している。
対するJASRAC側は、講師や生徒の演奏は音楽教室の管理下であり、音楽教室はその演奏で利益を得ているので、楽曲の利用者は音楽教室だと主張する。また生徒と講師の演奏はいずれも生徒に聞かせることを目的にしていると指摘している。過去の裁判例から、カラオケボックスで1人で歌う客も「公衆」なので、教室の管理下の生徒は「公衆」にあたる、と述べてきた。
JASRAC側は「我々の主張は一貫しており、全面勝訴は間違いない」と自信をみせる。強みは、弁護団が「演奏権」をめぐる過去の裁判例を熟知している点だ。カラオケスナックでの客やホステスの歌唱と、音楽教室での生徒と講師の演奏は、法的には酷似しているとJASRACは主張している。
教室側からは「裁判の手続きが淡々と進んでいる」として、自分たちに厳しい結果を予想する声も漏れる。一方、「万が一敗訴しても、最高裁まで争う」と強気の声も出ている。
「公衆に直接聞かせる」という「演奏権」の条文の語感と、教室内での演奏との間にはズレがある、と指摘する専門家もいる。小林さんは、「JASRACが勝訴すれば、一般の人には強引と思える解釈が許され、著作権が及ぶ範囲が際限なく拡大していくのが不安」という。
JASRACは当面、ヤマハのように楽器販売などをしている大手を徴収の対象とするが、将来はホームページなどで宣伝する個人経営の教室からも徴収する構えだ。「演奏権に基づく著作権料の徴収はJASRACの根幹」(業界関係者)だけに、裁判の結果が注目される。=おわり(赤田康和)
音楽教室で育った人間の一人として、激しい憤りを禁じ得ない。
]]>JUGEMテーマ:聖書
1️⃣“gender-inclusive language”を使っているか
2️⃣従来“leprosy”と訳されてきた“ceremonially unclean”な病気や状態がどう訳されているか
──の2つの観点から、日本で入手可能な数種類の英訳聖書を比較検討した。
その結果、NIV(New International Version)が最も配慮され、かつ最も現代的な翻訳であることが分かった。
英訳聖書の中で最も多くの人に読まれている理由の一つだろう。
2番手にはNLT(New Living Translation)をお薦めしたい。
《例1️⃣:ヤコブの手紙5章15節》
And the prayer offered in faith will make the sick person well; the Lord will raise them up.──NIV
Such a prayer offered in faith will heal the sick, and the Lord will make you well.──NLT
《例2️⃣:レビ記13章2節》
skin that may be a defiling skin disease──NIV
skin that might develop into a serious skin disease──NLT
KJV(King James Version)が伝統的に最も威厳のある聖書として知られているが、当然ながらこの2点については失格ということになる。
また、NASB(New American Standard Bible)、AMP(Amplified Bible)、ESV(English Standard Version)もアウト。
(しかしこれらの翻訳は、原典からの逐語訳を方針としている以上、1️⃣については致し方のないこととも考えられる。)
他に、片方の条件はクリアしてももう片方が……という翻訳も。
NIV、最強!😍
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JUGEMテーマ:聖書
廉価版とはいえ聖書が10?で手に入るとは、何とも羨ましい限り。
“they”の“三人称単数”的用法が普及という記事を読んで以来、なぜか気になって仕方がなかった New International Version 改訂版(NIV2011)。
聖書アプリ「YouVersion」でも読めるのだが、やはり“紙版”が欲しくなったのだ。
amazon や Christianbook でいろいろ探しているうちにたどり着いたのが、今回購入したこの1冊。
ペーパーバックなのだが、“SOFT TOUCH EDITION”と銘打ってあるだけあって、「合皮か⁉️」と思わせる手触り。
見ると、LETHERSOFT™ とある。
天・地・小口の部分にはシルバーでカバーされていて、高級感が。
本文書体は、出版元の Zondervan 社が NIV のために設計した Comfort Print® が使用され、文字のポイントに関わらずスムーズに読めると謳われている。
線の太さが絶妙に見やすく、文字によっては切れ込みが施されていて、7.5ポイントと小さな文字の本書だが、読む疲れを感じさせない。
Black Letter Edition で単色刷り、また、類書に比べて付録は少ない方だが(地図やコンコルダンスなどは収録されていない。注釈だけは掲載されているが、おそらく NIV としては“標準装備”なのだろう)、1200円ほどで旧新約全文が載っているなんて、和訳聖書では考えられない。
やはり欧米とは需要の大きさが違うせいだろうか。
自称“バイブルコレクター”としては、NIV は4冊目にして初の改訂版を手にすることとなった。
おそらく、メインとして読むのは Study Bible として所有している NIV1984 の方になるだろう。
しかし、“現代英語”に慣れるためにも😅 NIV2011 と読み比べるように心がけよう📖
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一人を指す「they」使用広がる
「he」「she」に代わり、性の中立保つ
2019年12月12日05時00分 朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14291213.html…
英語の「they」は複数の人を指す代名詞――。英語の授業で教えられてきたそんな常識が覆りつつある。男女別の単数の代名詞「he(彼)」「she(彼女)」に換えてtheyを単数形で使う動きが広がっており、米辞書出版大手のメリアム・ウェブスターは10日、単数のtheyを「今年の言葉」に選んだ。
単数のtheyへの言い換えは、男女の性別にとらわれない第3の性「ノンバイナリー」への認知が広がったことを受けて進んできた。同社は単数使用が「英語の用法として確立したことは間違いない」として9月に辞書に追加。theyは基本的な英単語であるにもかかわらず、同社のオンライン辞書で検索が昨年比313%も増えたという。
theyはこれまでも、「everyone(みな)」「someone(誰か)」といった不特定の人を指す場合の代名詞としては単数でも使われてきた。性の中立を保つ単数形のtheyは米ワシントン・ポスト紙が2015年に使い始め、AP通信も17年に表記の仕方を取り決める「スタイルブック」に採用するなど、メディアでも使用が広がっている。
(ニューヨーク=鵜飼啓)
この記事を読んで、ふと思い出したことがある。
実は8年前、世界最多の発行部数を誇る英訳聖書「New International Version(NIV)」の改訂版(NIV 2011)を検証する記事をブログに書いた。
➡️http://shalomochan.jugem.jp/?eid=1718
ここで私は、「旧版(NIV 1984)で男性代名詞で表現されている個所を中立性を表すものに置き換えた結果、後に続く代名詞に影響し、冗長で締まりのない文章になった」と、NIV 2011を手厳しく批判した。
しかし、現代英語における“gender-inclusive”な言葉の広がりと普及を受けて、いつまでも頑なに、時代遅れで人権感覚に欠いた考え方を貫き通すのもいかがなものかと考えるようになった。
それに、NIV 2011で改訂されたのはそうした代名詞の部分ばかりではなく、
1️⃣英語の変化に伴うもの(例:“alien”→“foreigner”)、
2️⃣テキスト研究の進歩によるもの、
3️⃣文意を明確にするためのもの
──と、より正確に、より分かりやすく変更されたのであり、また、改訂部分は全テキストのおよそ5%だけであり、旧版に馴染んでいた人にも違和感なく受け入れられるはずである。
➡️https://www.biblegateway.com/niv/Translators-Notes.pdf
➡️http://shalomochan.jugem.jp/?eid=1647
言葉は、その時代や世相を反映する“生きもの”。
今を生きる一人としての私も、しっかりと現代の言葉に乗り損ねることなく、慣れ親しまねば。
JUGEMテーマ:聖書
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
たじろぐな。わたしがあなたの神だから。
わたしはあなたを強くし、あなたを助け、
わたしの義の右の手で、あなたを守る。
──イザヤ書41:10(『聖書 新改訳2017』©新日本聖書刊行会)
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